会長あいさつ
これからの社会の担い手である若い世代に期待し、育んでいくため、京都府が総力を挙げて「魅力ある府立高校づくり」を推進しています。
しかし、魅力ある高校をつくっていくためには、また高校生の可能性を拡げていくためには、学校や行政だけにその役割を任せるのではなく、家庭(保護者)や地域もその取り組みに関わることが重要だと考えています。学校と家庭と地域が、ばらばらに、違う方向を向いて生徒に向き合うよりも、連携して支援していくほうが、生徒たちにとっては望ましい高校生活になるのではないでしょうか。
高校3年間は、身体も心も大きく成長し、楽しいことや辛いこと、友人との切磋琢磨や深い友情を通じて、人生の礎を築く期間です。このような期間であるからこそ、学校と家庭と地域が良好な関係を築き、全力で子どもたちを支えていきたいと思います。
このような想いにもとづいて、各高校では特色あるPTA活動が積極的に行われています。しかし、各校のPTAが単独で課題に向き合い、活動を進めることは時に難しく、非効率な部分もあります。京都府立高等学校PTA連合会という各校PTAや京都府教育委員会の関係者が集まる場を設け、各校PTAの情報共有や、共通する課題を一緒に考える場としています。
具体的には、日常的な情報共有や意見交換のほか、保護者が学ぶべき課題について識者を招いて学んだり、教育委員会との協議の場を持ったりしています。各校のPTA活動が充実し、結果として各校の生徒のためになるように、連合会の活動を進めていきます。
ぜひ、皆様から、意見や提案をPTA連合会や所属の学校のPTAにお寄せください。多くの保護者のお力添えをいただければ幸いです。
令和6年度京都府立高等学校PTA連合会会長
各務 宇春
(府立嵯峨野高等学校PTA会長)